これまで、スバル レヴォーグ1.6GT-S→レクサスRX300 Fスポーツ(前期型)→レクサスRX300 Fスポーツ(後期型)と3台の車を乗り継いできました。
現在は後期型の「RX300 Fスポーツ」を所有している普通の車好き会社員ですが、実際にレクサス車を2台にわたり乗り継いできたからこそお伝えできる、レクサス維持費の実際のところを解説します。
レクサスRX300 Fスポーツに必要となる「維持費」
一般に、車を所有した際に必要となる維持費用には以下のようなものがあります。
- 自動車税(種別割)
- 自動車保険料
- 点検メンテナンス費用
- ガソリン代
- その他維持費(駐車場代や高速料金)
それぞれについて、以下で詳しく解説していきたいと思います。
自動車税(種別割)
毎年5月末(6/1)は自動車税の納付期限となっています。毎年1回、都道府県に支払う必要がある税金です。
毎年自治体から納付書が届きますが、自動車税の納付額は車の排気量や車のタイプによってその額が決まっています。
「レクサスRX300Fスポーツ」の排気量は2,000ccとなっていますので、1年間の自動車税は36,000円(令和4年度)でした。正直、他メーカーのディーゼルエンジンを積んだSUVの税金と比較してしまうと割高感は否めません。もし仮にレクサス車にもディーゼルエンジンのグレードがあったならば、迷わずそちらを選んだことでしょう…
ちなみに前車の「スバル レヴォーグ1.6GT-S アイサイト」は1,599ccの排気量で納税額は20,000円(平成27年度)でした。
ただし、税額は年度によって変わることがありますので、上記金額が最新の情報ではありませんのでご注意ください。詳しくは、各都道府県のWebサイトをご確認ください。
なお、現在では自動車税の支払いにクレジットカードを利用できるようになりました。クレジットカード払いの場合、決済手数料が数百円かかってしまうのですが、還元率の高いクレジットカードを賢く利用すれば、納付書払いよりもいくらかお得に納税することも可能になります。
自動車保険
車を所有するにあたって必ず必要になるのが自動車保険です。自動車保険は一般的に毎年更新が必要となります。(複数年契約のタイプもあります。)
私自身は、はじめてのマイカー購入時には損保ジャパンの複数年契約(3年間)を選択。その後は一貫してSBI損保を毎年契約しています。
はじめてのマイカー購入の際には右も左も分からず、スバル販売店の営業さんのご提案のまま特に何も考えずに自動車保険を申し込みました。その後、インターネット専業のダイレクト型自動車保険を調べ、補償内容と保険金額をしっかり検討した上で申し込むようにしたところ、大幅に保険金額を節約することが出来ました。
レヴォーグの自動車保険料は3年間で240,860円、1年あたり平均8万円を超える保険料となっていました。
一方で、現在のRX300Fスポーツは年間37,710円。過剰な補償項目はカットして本当に必要な補償内容を厳選した結果、この保険料となっています。
現在は複数年契約ではなく、単年契約のタイプを選択して毎年、保険会社の比較と補償内容の見直しと保険会社の比較検討しています。価格コムで保険料を確認したり、インズウェブという自動車保険一括見積もりサービスなどもありますので、ぜひ一度比較検討してみることをおすすめします。
自動車保険を手頃に抑えるためには、無事故・無違反、ゴールド免許を維持することも大事なことですね!
点検メンテナンス費用
レクサスでは「レクサストータルケア」と呼ばれる独自の長期補償制度とメンテナンスサービスを提供しています。その中でも大きな魅力となるのが以下の2点です。
・新車保証
→新車登録日から5年間、走行距離が10万キロ以内であれば不具合発生時の修理が無料
・レクサスケアメンテナンスプログラム
→新車登録日から3年間、点検およびメンテナンスを無償で実施
つまり、特段の問題が無ければ、3年間の車両メンテナンスにかかるコストが一切かからないということになります。他メーカーでは、新車購入時に「メンテナンスパック」がオプションで用意されており車両価格とは別途費用で申し込む必要がありますが、レクサスの場合は標準でこのサービスが提供されています。
レクサスの「新車保証」制度とは?
レクサスオーナーは、新車登録日から5年間、走行距離が10万キロ以内であれば、保証書の内容に基づき無料で修理を受けることが可能となります。
具体的には、タイヤ・バッテリー・消耗部品・油脂類などを除くすべての部品、およびボディ塗装(ボディ外板の穴あき錆)において新車登録日から5年間(走行距離が10万Km以内が条件)は無償の修理対応となっています。
実際に私も一度この保証制度にお世話になったことがあります…それは、ホイールにつけてしまったガリキズです。
ホイールにキズを付けてしまった瞬間の精神的ダメージは今思い出しても計り知れないほどでした。しかしながら、後日レクサスの営業さんへ相談したところ、この保証が利用可能である旨教えていただき、なんと新品に交換してもらうことが出来ました!
レクサスオーナーにとってこれほど心強いサービスはありません。
「レクサスケアメンテナンスプログラム」とは?
新車登録日から3年間、定期点検やメンテナンスを無償で受けられるサービスです。このサービスはオプションではなく新車購入時に標準で付いてくるありがたいサービスになっています。
レクサスの新車購入後は、購入後1ヶ月点検からはじまり、その後は6ヶ月ごとの定期点検・メンテナンスが提供されるため、少なくとも半年ごとにレクサス販売店へ訪問することになります。
オーナーにとっては「レクサスオーナーズラウンジ」でくつろぐのも楽しみの一つです。
なお、定期点検・メンテナンスは、スマートフォンアプリ「My LEXUS」から定期点検の連絡を受けることができ、予約もアプリ上で可能です。また、点検時期が近づくと、車両のナビにお知らせ通知が届きます。
レクサスRX300 Fスポーツの「燃費」は?
RX300Fスポーツはガソリンエンジンとなっており、使用する燃料はハイオクガソリンとなります。
お世辞にも燃費が良い車とは言えず、もちろん運転の仕方やドライブモードによっても変わりますが、個人的な感覚では、一般道でリッター7〜8キロ、高速道路でリッター12〜13キロ程度の印象です。
RX300のガソリンタンクは72Lとなりますので、仮にハイオクガソリンの単価が170円/Lであれば、1回の満タン給油で1万円以上が吹っ飛ぶことになります。
ここでもまた繰り返しになりますが、もし仮にレクサス車にもディーゼルエンジンのグレードがあったならば、迷わずそちらを選んだことでしょう…
レクサスの維持費用は高い?安い?
結論から言いますと、私が想像していたよりもレクサス車の維持費用は高くない。というのが実体験からの感想です。自動車税と自動車保険だけを考えると、年間10万円もかかっていません。
上記以外にも、駐車場代や高速料金といったものも当然かかってくるわけですが、それはどんな車を所有するにしても必要な経費となってきます。これらの車にかかるランニングコストは、お得なクレジットカードを利用して支払うなど工夫をすればいくらか節約も可能です。(なお、車検費用に関しては、毎度3年以内に乗り換えているため、実際のところが分かりません。)
レクサスに興味があって、いつかレクサスが欲しい!と思っている方向けにお伝えすると、私のような普通の会社員でもその夢を実現出来ました。
現在ではRXの後期型に買い替え、次はフルモデルチェンジ予定の新型RXへチャレンジする予定です。過度な無理は禁物ですが、ちょっとくらい背伸びをして大好きな車を購入してカーライフを楽しめるなんて素晴らしいことですね!