元スバリストが教えるスバル「残価設定クレジット」のメリット・デメリット

初のマイカー購入で「残価設定ローン」を選択した理由

私がはじめて購入したマイカーは「スバル レヴォーグ 1.6GT-S アイサイト」です。

スバルファイナンスが提供する「残価設定型クレジット」を活用して新車で購入しました。

スバルファイナンスのウェブサイトを見ると、「新車購入時にクレジットを契約する約80％が利用（※2020年実績）」という調査結果も公表されています。

現金一括で購入できる方には関係のない話ですが、ローンを組んで憧れのマイカーを手に入れる手段としては、「残価設定型」が主流になってきているようです。

私がこの「残価設定ローン」を選んだいちばんの理由は、やはり月々の支払額の負担を軽減できるからです。加えて、車に乗る機会は週末ドライブくらいなもので走行距離もそれほど多くないことを想定していましたので、車の価値の減少も低く抑えられるだろうと見込んでのことでした。

私の購入したレヴォーグの注文書は以下の通り。

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スバルの「残価設定型クレジット」とは？

スバルファイナンスが提供する「残価設定型クレジット」の内容は以下のようになっています。

さらに、契約期間満了時には、以下のいずれかを選択することになります。

特に「2.車両を返却する」に関しては、細かい条件が設定されています。

場合によっては、引取不可となったり超過精算額が発生するケースもあるので注意が必要です。

契約期間中の乗り換えも可能！買取査定額が残債を上回ることも

「残価設定型クレジット」では、上記の通り契約期間を設定する必要があります。

しかしながら、必ずしもこの契約期間が満了するまで乗り続ける必要はありません。契約期間途中での乗り換えも可能です。

ここでのポイントが「買取査定額」と「クレジット残債」の関係性です。

車の査定額は、よっぽどの希少車でない限り新車購入から期間が経過するにつれて価値が減少（減価）していくのが通例です。しかしながら、いわゆるリセールの良い車に乗っていると、買取査定額がクレジット残債を上回るケースがあります。

こうなればラッキー！残債を超えるプラスの査定額を次の車の購入資金の頭金に充当することが可能となります。

一方で、買取査定額がクレジット残債を下回る場合には、残債の精算が必要となるため追加コストがかかります。

この「買取査定額」と「クレジット残債」の関係性を意識しながら、賢くお得に車の乗り換えを計画するのがおすすめです。

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4年間所有したレヴォーグの購入価格と売却価格は？

ここで実際に、私が過去に経験した「スバル レヴォーグ 1.6GT-S アイサイト」の購入価格と売却価格をご紹介します。（維持費用は除きます。）

・購入時の総費用（車両本体価格・オプション・5年メンテナンスパック含む）	3,600,000円
・頭金	600,000円
・ローン設定額（分割手数料含む）	3,288,450円
・残価設定額（最終回支払額）	1,040,000円
・分割手数料率	年率2.95%

分割での支払い金額は月々39,400円です。

車両関連の支払い総額は、頭金600,000円＋39,400円×47ヶ月で約250万円ほど。（微妙な誤差はご容赦ください。）

なお、「メンテナンスパック（5年間）」にも加入していましたので、上記以外の車両に関するコストはかかっていません。（オイルをオップグレードしたりすると追加費用が必要になります。）

乗り換え時のレヴォーグの残債は140万円弱。残債確認はローンを組んだ会社（今回であれば「スバルクレジット」）へ依頼すればすぐに対応してくれます。

乗り換え決定時における最終的な買取価格は230万円強という高価格買取を叩き出す結果に！

ディーラーや中古買取店によっては、上記のような下取り査定価格のシミュレーションも可能です。

また、インターネットを利用して自分が所有する車の買取相場を簡単に確認することも出来ますし、ネットから実地査定を申し込むこともできます。

短期間でお得にいろいろな車に乗り換えるコツのひとつとして、定期的に自分が所有する車の買取査定を依頼するのがおすすめです。私自身も半年ごとにマイカーの買取査定をお願いしており、乗り換えのタイミングを検討しています。いろいろな車に乗ることを想像するのは車好きの楽しみのひとつですね。

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